第四番 嚴島神社 清盛公の平安文化が今も残る社
推古天皇即位の年(593年)に創建され、久安2年(1146年)に安芸守となった平清盛公が篤く信仰し、仁安3年(1168年)に寝殿造りを模した現在の規模に造営された。
平家一門の氏神として崇敬され、貴重な美術工芸品や舞楽等第一級の平安文化が今に伝えられている。
原生林の深い翠を背景に丹塗りの社殿が蒼い海に佇む景観は他に類が無く、平成8年(1996年)に世界文化遺産に登録された。
第五番 大聖院 嚴島神社の別当寺 本地仏を祀る寺
大同元年(806年)に弘法大師により開創されたと伝わる。明治維新までは十二坊の末寺を有し、また嚴島神社の法衣祭事を司る別当職であった。
観音堂には嚴島神社の後園の本地堂に祀られていた本地仏十一面観音菩薩像が祀られている。平清盛公が納めた「国宝平家納経三十三巻」は、この十一面観音に奉納されたといわれている。
又、弥山本堂には清盛公の三男宗盛が寄進したとされる梵鐘が納められている。どちらも重要文化財であるが間近に拝観できる。
アクセス
嚴島神社
〒739−0588 広島県廿日市市宮島町1−1
電話0829−44−2020
御朱印受付時間 6:30〜18:00(季節により終了時間に変更あり)
JR「宮島口駅」または広島電鉄「宮島駅」下車後、宮島口桟橋よりフェリー乗船10分で宮島桟橋
宮島桟橋から徒歩15分
廿日市ICから宮島口桟橋まで車で15分
大本山 大聖院
厳島神社出口より徒歩5分
〒739−0592 広島県廿日市市宮島町210
電話0829−44−0111
御朱印受付時間 8:00〜17:00